2017.4.17
こんにちは、旭区鶴ヶ峰で交通事故治療をしています、ゆげ接骨院です。
今日はわかりづらい交通事故用語のADRについてお話させて頂きます。
ADRってなに?
ADRとは、Alternative Dispute Resolutionの頭文字を取った略称で、
意味は、「裁判にはならないで紛争解決処理をする事」を言います。
ADRって何をしてくれるの?
主に交通事故の示談交渉がなかなか進まない時に、
最初から裁判所の「調停」や「裁判」を選ぶと、費用と時間がかかってしまいます。
そこで、その代わりをしてくれるのが【ADR(裁判外紛争解決手続)】です。
しかも、多くの場合は無料で和解やあっ旋を受けることが可能です。
ただ、ADRと一言でいっても民事に関する問題をすべて扱うADR機関があるので、
ADR機関だからどこでもいいわけでもなく、交通事故に強いADR機関を探した方が良いでしょう。
では一体、どこのADR機関が交通事故に強いのか?
代表的な交通事故に強いADR機関は2つあります。
1.公益財団法人 交通事故紛争処理センター
裁判所を介さずに交通事故問題を解決に導く組織としては老舗中の老舗でADRという
言葉が使われるずっと前から活動を行っています。
2015年度までに受けた相談件数は累計で21万5千件に上り、そのうちの約14万2千件の
示談を成立させるという豊富な実績を持っている。
2.公益財団法人 日弁連交通事故相談センター
日本弁護士連合会が設立した組織です。
交通事故における損害賠償において、金額算定の参考として最も用いられる書籍の
交通事故損害額算定基準(通称:青本)と民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準
(通称:赤本)を発行している。
他にも様々なADR機関が存在しますが、まずはこの2つのうちのどちらかの利用を考え、
より適した方に相談をすると良いでしょう。
交通事故紛争処理センターと日弁連交通事故相談センターの特徴
交通事故紛争センターの場合
損害保険会社や共済組合などと協定を結んでいるので、センターが下した審査結果や
裁定については、ある程度拘束力をもった仲裁案となる。
日弁連交通事故相談センターの場合
共済関連に対しては多くの協定を結んでいるので、加害者が加入している保険が
共済系であれば、日弁連交通事故相談センターに頼る方が良いかもしれません。
また、一般的に紛争解決のスピードが速いので早期解決を望むのであれば、
日弁連の方がおススメです。
ゆげ接骨院では、交通事故による治療やご相談は無料で受ける事ができますので、
お気軽にご連絡ください!!